私のニューヨーク物語
初めまして。スパークソルーション代表の愛です。
私が初めてNYを訪れたのは、2005年春。生まれて初めての、海外ひとり旅でした。
たったの8日間のパック旅行でしたが、ニューヨークの何とも言えないパワフルなエネルギーに魅了され、「いつか、ここに住みたい!」と強く願ったものです。
それから、3年が過ぎて、2回目のニューヨーク旅行で、「住みたい!」という願いが、「住む!」という決意に変わりました。それから、奇跡が起きました。
た またま入ったミッドタウンのお寿司屋さんで、たまたま手にした日系新聞に掲載されていた求人広告を見て、ある日本人学校が教員を募集している事を知ったの は、帰国する3日前でした。帰国後、即日本から履歴書をニューヨークに送ったところ、驚いた事に、なんとその学校の校長先生から電話が来たのです。「面接 にいらっしゃいますか?」
つい数日前までNYにいた私が、仕事をもらえるかどうかも分からない面接のためだけに、NYへとんぼ返りする…というのは、30歳という年齢を考えると、日本では、「無謀」としか形容されないのはご想像がつくと思います。
3回目のNY訪問は、本当に文字通り、就職面接のためだけ…!スーツを着て、黒いハンドバック一つでNYを訪れました。そして、面接の結果は…
「では、また3月に会いましょう、松井先生!」
2008年2月、日本人学校での就職内定をもらい、日本に帰国しました。生まれて初めて、嬉し泣き、というものを経験しました。
帰 国してから、NYへの引っ越しまでの間は、人生で一番忙しい怒濤の1ヶ月半でした。勤めていた学校に辞職願いを出し、引き継ぎをして、また、当時運営して いた自営英会話教室を閉め、長年通ってくれていた子供達やその親御さんたちにお詫びとお礼の挨拶をし…もちろん、ビザの申請やら大使館面接、引っ越しの手 続き…いろんなことを限られた時間で一気に処理して行かねばなりませんでした。その為には、自分の家族と友人には大変迷惑をかけたと思いますが、彼らのサ ポートのおかげで、すべてがスムーズに運びました。
2008年3月25日。ついに、私のNYでの新しい人生がスタートしました。この日のことは、今でも忘れません。私の人生の中の、大切な記念日です。